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離岸流(リップカレント)について、もう一度勉強するべきなのかもしれません 海上保安庁によるリガン竜のページ

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台風10号とサーフトリップ その2

伊豆は入田浜にサーフトリップに行った話の続きです。

波間に揺られて乗れそうな波を待っているぼくに、右肩が下がった波が近づいてきました。セットじゃないので大きさもそこそこです。

よしこれだ

波に合わせてパドルを開始。ぐわっとぼくとボードを持ち上げた波は掘れ上がってきています。滑り出したボードに立ち上がろうとする背後からブレイクする飛沫が飛んできて、それから逃げるように左斜め下へグライド。ちょっとスタンス決まってないのが気持ち悪いけど直すことも出来ずにそのままゆるやかなボトムターン。

トップで返した時には波に追いつかれ、飲み込まれるようにワイプアウト。とりあえず入田浜でサーフィンしたという記録は残す。

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水面に浮かび上がったら急いで沖へパドルします。セットがきたらたいへんです。だいぶ海水浴ゾーンに入ったので、岩場方向へ戻ります。そのあとは速い波にテイクオフすることもできずにいました。

乗れない波をドルフィンでかわしていた時でした。かわしたつもりがめくられてもみくちゃに。海の底深く沈められました。まわりは真っ暗です。湘南の海は汚いから真っ暗になるんだと思っていましたが、こんなにきれいな下田の海でも波に巻かれるとそこは真っ暗なのです。 

おんなじだぁ どうしよう

と思っていたら、なんと両足が海底に着きました。まだ波の圧力で押さえつけられてカエルみたいになっていますが、両足がついているということは酸素がある方向は百も承知の助です。波が静まるのを待ってカエルジャンプで海上に戻ります。1回乗れてるし無理はやめておこうと浜に上がることにしました。

しばし休憩 天気予報では曇りか雨だったのですが、いやいや完全な夏空です。パラソルの陰からはみ出した右足が焼き上がりそうです。

さすが俺って天気の子

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充電も完了したので再び海へ。先ほどと同じように左へ向かいます。腰まで海につかったところで一度待機。セットが通り過ぎるのを待ちます。それにしてもこのセットのブレイクはやばい

セットの最後の波が通り過ぎるのを待ってからボードを沖へ向けます。ひとつだけをドルフィンでかわして、ホットなブレイクポイントは通過。水の濁りのない所までやってきました。

ここから乗れそうな波を待ちます。大きな波はドルフィンでくぐりぬけ、中ぐらいの波はそのままてっぺんまで運ばれてゆーらゆら。サーフボードに乗ることによって、気分は水鳥です。

立ち上がって同じ気分を味わいたいのですが、どれもワイドでなかなか最後までパドルしきることができません。もっといい場所はないかとあたりを観察していると、左の岩場の前あたりが速いながらもキレているのを発見。一瞬そちらに向かいますが、岩がどこまであるのかわからないのでやめておくことにしました。

ようやく乗れそうな波をみつけてトライ。しかしその波は厚く、テイクオフすることはできませんでした。今いる場所の水は濁っています。急いで沖に戻ろうとしたところに大きなバックウォッシュが沖からきた波にぶつかってはじけました。濁りが沖へ伸びています。

やばい

海の様子が変わったのを感じました。 これは早々にあがった方いい そこに大きな波がやってきました。波のトップが白くチロチロしています。急いでその波に向けてパドルします。なんとかブレイク前に波の根元に潜りこみました。

しかしその波をくぐりきることはできませんでした。ボードとぼくは波の上に巻き上げられ、そのまま暗黒の激流に呑み込まれます。

激流から開放されたところは、すでに足がつくところでした。沖を確認します。肩をもりもり怒らせた波がすぐそこまでやってきています。波は手前の水を吸い取るように引き寄せ、自身の高さを更に高めているようでした。

ボードをひっぱり寄せながら、浜に逃げるか波へ向かうか考えます。波を選びました。すでにひざぐらいまでの深さしかなくなった海面にボードを滑らせるように走り、押しがけするように飛び乗って全力でパドルします。

ぼくが左足をデッキパッドにかけて腕を伸ばした時に、悪魔の大口を開けるだけ開けた波は、重力に負けその全てのエネルギーを解放したのです。

そのエネルギーの塊に触れた瞬間、今まで感じた事がない速さでパワークエストがぼくの手の中から消え失せていきました。ぼく自身もそのエネルギーの渦の中に取り込まれ、上下左右を失いながら高圧洗浄機で吹き飛ばされていくゴミのように海中を転がっていきます。

どちらが海面かわからない暗闇の中、もう続かない息に一か八か伸ばした手に空気を感じました。平泳ぎの手で海面を目指します。

立ち上がってみると思ったより浅いその場所は、すでに海水浴ゾーンでした。ちょっと深みに来すぎているおじさんが同じように波に巻かれたのか、連れらしい女の子に指をさされて笑われています。

まずい ボードがあぶない

急いでボードを引き寄せます。ゲホゲホやりながら沖を見ると、すでにブレイクするポイントからは遠く、やってくるのは大きいかなという程度のスープだけです。

助かった

歩いて浜へ向かいます。肺まで水が入ったのでしょうか。呼吸の度にゲロゲロ音がしています。

水鳥 ボロボロで帰還



その夜、下田の街をぶらぶら歩いている時でした。鼻からふと出てくるあの水に、砂が混じっていました。

というか砂が出てきたと言ってもいいぐらいの

伊豆の白い砂が



泊まったのはここ しょぼいコテージだけど、海まで歩いて5分!


 







コメント
おはようございます。
読みながらハラハラドキドキしました。
無事で安心しました。
鵠沼でも今年の夏にサーファーの方が溺れて亡くなっています。
お互い、無理なく安全第一でいきましょう。
  • alohasurf
  • 2019/09/01 8:41 AM

alohasurfさん おはようございます!

いつも入っている場所に花が供えらえています。
ご冥福をお祈りします。

ご安全に!
  • 46サーフ
  • 2019/09/02 11:23 AM

やばかったっすね!
ゲットの時にインパクト直後の波くらうと、ドルフィンどころじゃないですよねー。
自分も先月、湘南の頭以上のとき、板吹き飛ばされました・・。
まあ、命あっての楽しみですので、力量との見極めも大切です・・。
  • のぶ
  • 2019/09/03 7:00 PM

のぶさん こんばんは!

「怖い」と感じたら引く
ってことですよね

これから大波シーズンです。
楽しみつつも無理せずいきましょう。
  • 46サーフ
  • 2019/09/04 11:44 PM

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